Kanalianhotel

カナリアンホテルの「スタッフルーム」、その知られざる物語

ホテルの営業は、客室やレストランで過ごす穏やかで落ち着いた時間を支える裏側があってこそ成り立ちます。その裏方を支える存在として、カナリアンホテルにはスタッフが滞在するための部屋「スタッフルーム」が用意されています。
今回はそのスタッフルームの小さな物語をご紹介します。

スタッフルームが支えるホテルの裏舞台

普段、カナリアンホテルはオーナー兼料理長の美坐香菜子、共同オーナー兼ヘッドコンシェルジュの中畑信哉、そしてこのブログを書いている支配人の私、藍井瑛の3人で運営しています。
しかし、特別なイベントや繁忙期になると、私たちだけでは手が足りなくなることもしばしば・・・そんな時には、知人や友人、イベント関係者に助けていただくことがあります。
そのために用意されているのが、2つのスタッフルーム。一つは和室、もう一つはフローリング敷きの部屋です。このフローリングには、カナダ産南西桜の無垢材を使用されています。少々値は張りますが、無垢材特有の温かみと、半永久的な耐久性が魅力です。
また、スタッフルームに置かれているベッドや布団は、客室と同じ品質の物を採用しています。フランスベッドのコイルスプリングマットレスは、しっかりと体を支えながら快適な寝心地を提供、掛け布団は、西川のダウン&フェザー仕様で、高原特有の肌寒さにも通年対応します。上質なものに触れることは、どんな立場であっても大切なことですね。

イベントを支える隠れた拠点

スタッフルームは、日々の運営だけでなく、特別なイベントを支える役割も担っています。
例えば、昨年12月に行われたイマーシブ演劇では、制作スタッフやキャストの宿泊部屋として活躍しました。また、イルコセミナーでは、講師であるイルコさんやモデルさんの滞在場所として機能しました。
イベントの合間、スタッフルームで体を休めたり、次のステージに向けて準備を整えたりする時間、その静かな空間で生まれるのは、イベント全体を成功へと導くためのエネルギーです。こうした裏方の努力が、特別な時間を支える隠れた支柱となっています。

未来への可能性〜新たな活用を目指して

このスタッフルームは、今後さらに多様な形で活用される予定です。「おてつたび」で地域体験を楽しむ参加者の滞在場所や、ホテル運営を学びたい方々を対象とした「ホテル講座」の会場としても利用することを考えています。支える側の空間が、学びや交流の場としても広がりを持つ。これがカナリアンホテルの次のステージです。

カナリアンホテルの隠れた裏舞台に、少しでも興味を持っていただけたなら幸いです。お客様としてお越しいただく際には、ぜひこの裏話をラウンジや食卓で一緒に語り合いましょう。
また、運営に関心を寄せる方であれば、お手伝いや学びの一環として、ぜひこの特別な空間での滞在を体験してください。
ここでしか味わえない物語を分かち合えることを楽しみにしています。

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